「IoT」という考え方

投稿日時:2017-06-30 13:29:41

最近、「IoT」という単語をよく見かけるようになりました。「IoT」とは「Internet of Things」の略で、日本語でいうと「モノのインターネット」にあたります。ではこの「IoT」における「モノ」とは何なのか、といった疑問ですが、その答えは「ほとんどあらゆるもの」といった回答になります。このあいまいで広範囲な定義g「IoT」をわかりづらくしている要因なのですが、実際、「IoT」は非常に広範囲に活用される技術になります。

わかりやすい例をとると「モノ」にセンサーを取り付けます。温度・湿度・人感など、用途に合わせたセンサーです。それをインターネット経由でクラウドにデータを蓄積します。クラウドに蓄積されたデータを分析します。この分析はヒトが行わず人工知能が行うこともあります。最終的にモノから発信されてきた情報の分析結果を、ヒトへとフィードバックします。これがモノのインターネット「IoT」の基本構造です。

この「IoT」の概念により、物流の流れを常に把握することができれば、自宅にいる子供やペットの様子を確認したり、認知症の高齢者がどこで何をしているかをリアルタイムに観測し徘徊するのを防いだり、などといった様々な活用法ができます。動くものではなくとも、例えば観葉植物のプランターの土の渇き具合から「水やりが必要です」といった報告を行うなどといったこともできるのです。

「IoT」の概念は今後も様々な分野で広がり、将来的にはスタンダードなスタイルとなっていくでしょう。50年前に想像されたSFの世界が現実に近づいているのです。

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