ますます広がる「クラウドコンピューティング」

投稿日時:2015-06-01 08:53:56

世間一般に「クラウド」という言葉が使われ始めてから、まだ日はそう経っていませんが、それでもその利用は急速に広まってきています。過去、マスメディアは「クラウド」を流行り言葉のように祭り上げましたが、クラウドはいまでも水面下で、しかし加速度的に、私たちの生活の中核をなす存在になろうとしているのです。

私たちは来たるべき未来に備えて、クラウドがどのようなものであるか今一度理解しておくべきでしょう。

そこで、クラウドの特徴についておさらいしてみます。クラウドの特徴は、一言で表すなら“機能の借用”になります。これまで、パソコンなどの電子機器は、必要な機能を内部に備えていなければいけませんでしたが、クラウドが登場したことにより、インターネットにさえ接続されていれば、機能は外から借りられるようになりました。

つまり、クラウドとは“インターネットを利用した機能の外付け”なのです。これまでも外部から機能を借用することはありましたが、その利用は局所的かつ限定的でした。しかし、クラウドは不特定多数の人が広範囲にわたって利用することができるものであり、そこで受けられる恩恵の大きさも極めて大きいのです。

また、無線インターネット技術を利用することで、場所を選ばず、小型の機器でも利用できる点も異なります。これによりウェアラブルデバイスに様々な機能を持たせられると考えられており、この組み合わせが、将来のIT社会を大きく変えていくと予想されます。

このようにクラウドとは、IT社会の基盤となるような技術なのです。クラウドの利用はこれからますます重要になってきますから、IT技術者然り一般の方も、クラウドに積極的に慣れ親しむようにしたほうがいいと思います。

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